病院勤務における理想と現実のギャップ

ナースを目指す理由には、「マザーテレサに憧れたから」「需要が多いので就職に困らないから」など色々とあります。

ただ、そんなナースを目指す人たちに共通しているのが、ナースに対して抱くイメージ。
よく耳にするのは、明るくて優しく誰にでもわけ隔てなく接することができるだとか、知識や技術、態度の絶対必要とされる3原則が揃っているだとかいう感じです。またそんな中で、きっぱりと患者さんのわがままをシャットアウトする強いナース像に憧れる人もいます。

さらにその一方で、病院の医師とも対等関係で仲間からも信頼されているナース、柔軟な対応ができる救急救命系や急性期病棟のナース、手術を迅速にサポートするオペ室ナースなど、毅然とした態度でかっこいいというイメージを持っている人がいるのも事実です。

このようなナースへの理想を抱き、実際にナースになってみて理想と現実のギャップを感じる人は多くいます。ナースの職業はドラマなどで勝手に美化されたものが多く、その現場とのギャップでストレスが溜まり、続けられず離職するというケースは少なくありません。

そのギャップとして第一に挙げられるのが、現場の忙しさです。ドラマなどでは、看護師の姿が魅力的でかっこよく描かれていたりしますが、かっこいいなどと言っている暇もないほどバタバタしているのが現実です。
さらにプレッシャーも大きく、はじめの内はやりがいを感じる余裕なんてものはほとんどないでしょう。
このようにストレス過多な現場が多いことから、同僚同士でギスギスしているような場所もありえます。

上記のような実態を踏まえて、もしナースになりたいのであれば、しっかりと覚悟をすることが大事です。また、理想と現実のギャップを埋めるためにも、ネットで看護師のリアルな悩みの口コミを呼んだりして実情をきちんと受け入れることが重要です。