ナースは、医療現場によって事情が異なりますが、20代から30代の女性が大半を占めている現場が多く、結婚後のライフスタイルについて悩みを抱えている人が少なくありません。

例えば、手術室や救急救命センター、入院病棟など夜勤のある病棟に勤務をしているナースは、結婚を機に医療現場を離れたり、パートやアルバイトなど負担の少ない働き方を選べる職場に転職をしたりする人が多くいます。

ただそうした中、ナースの離職を防ぐために、出産後に休暇が取りやすい体制を作ったり、その人に合わせて一時的な業務変更を受け入れるような医療機関の数も増えています。
また、人材不足の問題を抱える大規模な病院においては、出産や育児のためにブランクがあるナースを積極的に採用しようとするところもあります。

そんな中で、結婚後もナースとして理想的なキャリアプランを築いていきたいと考えるのなら、できるだけ一人ひとりのスタッフに対するフォローが手厚い医療機関を就職先に選択することが大切です。

なお、地域内に多くの系列の病院やクリニックを運営している医療法人で働くことで、結婚後にライフスタイルに合う職場に転勤をすることも可能です。もしも、結婚を経てナースとしてしっかりとキャリア形成をしたい場合には、女性のスタッフのキャリアアップのためのシステムがしっかりと整った医療機関を見極めることが重要です。
その他、子育ての不安などがある場合は、出産や育児を経験して看護師長など責任のあるポストに昇りつめた、信頼できる先輩ナースに助言をもらうといいでしょう。